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「ママ、あの子も一緒に来る？」 息子がそう言ったのは、3歳の誕生日の朝だった。手には、お気に入りのふわふわのウサギのぬいぐるみをしっかりと握って。我が家にJellycatがやってきたのは、それから約1年前のこと。引っ越しや私の職場復帰で少しバタバタしていた頃、ふと立ち寄ったお店で見つけたあの柔らかそうなウサギが、なんとなく息子のそばにあってくれたらいいなと思って選んだのがきっかけだった。 最初のうちは、ただのぬいぐるみのひとつだった。けれどある日、予防接種の帰りに珍しく涙をこぼした息子の小さな手が、ベビーカーの中で自然とそのウサギに伸びた瞬間、私は気づいたのだ。ああ、この子はもう、「おもちゃ」じゃなくて、「味方」になったんだ、と。 jellycat japanで見つけたあのウサギは、本当にやさしい手触りだった。初めて抱いた時、まるで赤ちゃんのほっぺを撫でているような心地よさ。洗ってもふわふわの感触がちゃんと戻ってくるし、毎日一緒に遊んで、寝て、泣いても、大丈夫。丈夫なのに、やさしい。なんだか理想の育児の相棒みたいで、私もこっそり安心していた。 春のお花見も、夏の帰省も、秋の運動会も、冬の初めての雪も——息子はいつもウサギと一緒だった。小さなリュックの片隅に詰めて、時には泥んこになって洗濯機で丸洗いされながら、それでもウサギは毎晩、息子の小さな腕の中に戻ってきた。 去年の夏、私たちは東京に小旅行へ出かけた。夜のホテルで息子がウサギを忘れてきたことに気づいて泣き出した時、私が急いで探したのがjellycat tokyoだった。幸い、次の日の朝に近くのショップで同じ子を見つけて、なんとか大事にことなきを得たけれど、あのとき本当に思った。 「このウサギは、息子の人生の中の”大切な人”の一人なんだ」と。 最近では、息子も少しずつ「ウサギはお留守番ね」と言うようになってきた。保育園では「お兄さん」ぶりたいらしい。それでも、寝る前にはやっぱりウサギをぎゅっと抱きしめるのだから、きっとまだしばらくは、このぬいぐるみが息子の「安心のかたち」なのだと思う。 子どもが成長していく中で、親が手を離さなきゃいけない瞬間って、思ったよりも早くやってくる。でも、そんな時にそっと寄り添ってくれる存在がいてくれるとしたら、私は迷わずJellycatのぬいぐるみを選ぶと思う。 やわらかさは、強さだ。そう教えてくれたのは、息子でもあり、このウサギでもあった。